
投稿日|2019年10月18日
【秋の花束シリーズ バッグチャーム】
先日アップした秋の花束シリーズバッグチャームの色違いがこちら。
淡いアンティーク風のカラーで、柔らかなピンクとオレンジ😊
ドライフラワーのような雰囲気を出したかったので、葉っぱの色合いにも気をつけました!
使用しているビーズは、スワロフスキー 。
以前は苦戦していたグラデーションも、今では思ったような色合いをしっかり表現することができるようになりました。
難しいからこそ、何度も何度もチャレンジして、思い描く作品に少しずつでも着実に近づいている気がします🥰❤️
元々ある色ではなく、どの作品も私が目標としているカラーを一から作っているので、同じものはありません😊💕
絶妙な色合いやグラデーションを、ぜひその目で確かめてほしいです。
革花にシャビーシックを取り入れていた頃
このバッグチャームを作っていた当時、「シャビーシック」というのがマイブームでした。
シャビーというのは、使い込まれて味わいが出た、上品で洗練された雰囲気のこと。アンティークやヴィンテージと似た意味合いだと思います。
革は経年変化をする素材なので、作った時のままの色合いを保つのは至難の業です。
でも、それを後ろ向きにとらえるよりも、時間とともに深みを増していくことを前向きに楽しみたいと思い、この色を取り入れました。
選んだのは、少し茶色がかった落ち着いたピンク。
ドライフラワーのように、少し乾いた雰囲気を持つ色です。
経年変化を楽しむ革花の色づくり
通常、革花を作るときは「咲いたばかりの一番美しい瞬間」をイメージして染めますが、この作品では、水分が抜けたあとの静けさをイメージして染めました。
アクリル絵の具を薄めたり重ねたり、試行錯誤を繰り返してこの色を作ったのが懐かしいです。
今となっては、どうやってこの色を出したのか思い出せません…。
当時はまだ染料があまり揃っていなくて(染料が高かったから^^;)、手元にあるアクリル絵の具で、なんとか理想の雰囲気を表現したいと思ったんですね。
でも、材料がすべて揃えば良い作品ができるというわけではなく、ないからこそ生まれる発想があるんだろうなと思います。
今はもう作れない、秋色のシャビーシックな花
この作品は、インスタグラムで見た作家さんがすぐに連絡をくださって、あっという間に私の手から離れました。
色も形もお気に入りだったけれど、今の私にはもう作れない作品。
今も、作家さんのもとできれいに咲いていてくれたらいいなと願うばかりです。
→アクリル絵の具で着色できる?染料なしで楽しむ革花づくり
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この記事は、「革花ダイアリー」という連載の中の一編です。
初期から時系列で革花作品を振り返るシリーズです。
流れの中で、革花の技術や作り方が変化していく過程をご覧いただけます。
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