
投稿日|2019年8月30日
【つばきのブローチ】
少しオレンジがかった赤いつばき。
つばきは、長崎県五島市の花に指定されています。
つばきといえば、ツヤツヤな葉っぱだよね…
ということで、この微妙な色合いの葉っぱをつやっつやに仕上げました‼️
大きさは手のひらサイズ。
わたしの過去の作品の中でも一番大きいサイズです‼️笑
裏は、ピンとクリップがついているので、ストールを留めたり、バッグにつけたり…髪にも留められます。
この赤…
単なる赤だと偽物感がすごいので、オレンジがかった赤なのですが。
色を作る段階で何度か失敗したりして、ちょっと時間がかかりました💦
その分思っていたものが完成して、嬉しく思っています❤️
椿の革ブローチ|花弁アレンジと大ぶりサイズの魅力
2019年の夏は、毎週末イベントでワークショップに出展していて、とても忙しく過ごしていました。そんな中でも革花作りをやめることはなく、時間さえあれば机に向かっていた頃の作品です。
私の地元である、長崎県五島市の花をどうしても作りたくなって形にしたのはいいものの、イメージしていた椿はこのくらいかな?とイメージで作ると、手のひらサイズ!
実物以上のサイズになって、見ごたえがありますね(笑)
花弁を一枚外すデザイン工夫|ゴールドパーツが決め手
この椿を作るとき、最初は5枚花弁で作っていたんです。
でも、少しデザイン性が欲しかったのと、下にある赤と対照となる葉っぱの緑色を見せてお互いの色を引き立てたかったので、花弁を1枚外してみました。
デザインに関しては、工夫できるポイントがないか?花弁を外したらどんな雰囲気になるのか?など、いくつもパターンを考えて形にしました。
中心のゴールドパーツは、ちょうど椿の軸と形が似ていたこともあり採用。この赤と緑との組み合わせにしっくりきたので一度合わせてすぐこれに決めました。そういう「ピタ」っとはまる感覚があるときは、本当に嬉しくて、作品完成まであっという間です。
アクリル絵の具を革に使うときの注意点と楽しみ方
この椿と葉っぱは、アクリル絵の具で着色しています。
絵の具に水を足さないまま革に色を着けてしまうと、厚みが出ることで乾燥後パリパリになってはがれたり、ひび割れの原因になります。
また、アクリル絵の具は、足す水の量で色の印象がかなり変化します。色を選ぶ時は、理想の色と違うから使わないのではなく、「一度使ってみよう」という楽しみ方も身につけられたらいいですね!
100円ショップのアクリル絵の具ももちろんOK!幅広い色で水を足して、どんな色になるのか試してみてください。この色が、こんな風に変化するの?!と驚きや面白い発見がたくさんあるはずです。
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初期から順に、革花作品を振り返るシリーズです。
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