世界一くわしい革花の専門書

革花(かわはな・レザーフラワー)の作り方や染色・成形などの技術記録とあわせて、革花作家としてものづくりを続ける中で、生きづらさから少しずつ抜けていった心の変化や考え方を綴っています。心を整える視点や日々の気づきを、暮らしと制作の記録としてまとめたブログです。

このブログは、革花作家としてものづくりを続ける中で磨いてきた革花の技術とともに、 何か物事を成し遂げるには「心の在り方」が何より大切だという気づきを綴っています。

※「世界一くわしい」とは、一人の作家が歩んできた過程と気づきを、 技術と心の両面から、できる限り丁寧に残しているという意味で使っています。

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小さなお花の革プチピアス|革をハサミで切る難しさと機械化|過去作品#33【革花ダイアリー】

革でできた、1㎝サイズの小花のプチピアス。小さなパールが付いた可愛らしいデザイン

投稿日:2020年1月10日

小さなお花のプチピアス🌸

カラーは3色

✔️ブルー

✔️グリーン

✔️レンガ(オレンジ寄りの茶色)

お花の大きさ:約1cm!

作るの大変だったけど、ちっちゃくて可愛くて。

これならお仕事でも着けられそうですね。

このピアス…いつもワンオフカオのアクセサリーを使って下さっているお客さまからの一言で生まれました。

本当は片耳ピアスを作る予定だったんですが💦

小さいパールをつけたら可愛くなっちゃいまして、結局こちらの形になりました。

私のお客さまは30代~50代の方が多く、仕事で使えるくらいの小さなサイズのものが欲しいというご要望から作ったものです。

それまで作っていた作品サイズが大きめだったこともあり、よそ行きになってしまうため、普段使いできるものが欲しいと言われたのがきっかけでした。

指先に乗るほどの小さなサイズの革花は、抜き型ではありましたが、私は当時ハサミで革を切っていたので、この作品もすべてハサミで。

革をハサミで切るのって、想像している以上に案外大変なのです。

革の切った断面(コバ面)が、はさみの向きによってはガタガタになってしまうので、ひとつずつを丁寧に切らなければならず、一苦労でした。

けれど、この作品を作ったおかげで、ハサミで革を切る技術がとても向上!

作れば作るほど切るスピードが上がり、カットの美しさも上達しました。

抜き型を使えば簡単にできることでも、当時はとにかく技術を向上したい思いが強かったこともあり、必ずハサミで切る!と、とてもこだわっていたのを思い出します。


これを作った数年後、スキャンカットという革を切る機械を導入したときには、「もっと早く知りたかった!」と思いました。

もちろん技術向上のためにハサミで切ってはいましたが、あまりのスピードに面喰らいました(笑)

ものづくりって、時間をかけたらかけただけ、と思いがちですが、ひとりですべてをやるとしたら話は別!

誰かを雇ってやってもらうのか、機械化できる部分は機械化するのか。

自分に合った方法はいくらでもあると思いますが、初期投資としてスキャンカットはお値段以上の働きをしてくれます( *´艸`)

革をカットしてもらっている時間、休憩したり、他のことに集中できるので、機械を導入してすぐの頃は、ものすごくスキャンカットに感謝したし、それを作ってくれたブラザーさんにも感謝しまくっていました。

ものづくりはどんどん進化していくけれど、人間にしかできない繊細さ、機械にしかできない繊細さの両方ともあります。

そこをうまく活用しつつ、自分らしさを失わないものづくりが大切なのではないかと思います。

この作品のメインカラーは、クラフト染料【青】です。
青系の色見本を見る全17色の色見本まとめ


この記事は、「革花ダイアリー」という連載の中の一編です。
初期から時系列で革花作品を振り返るシリーズです。
流れの中で、革花の技術や作り方が変化していく過程をご覧いただけます。

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