2020年10月。
それまで、ハンドメイドサイトminneでのみ販売をしていた私は、ふるさと納税の返礼品として、革花アクセサリーを出品することにした。

2020年10月2日インスタグラム投稿より
この度、One-Off KAOの革花アクセサリーが、ふるさと納税の返礼品としてお選び頂けるようになりました。
これまで学校や地域で自分自身ができる範囲で、微力ながらお手伝いをしてきました。
子どもたちは、まだまだ学校にもお世話にならなければいけない年齢。
そして、わたしたちは、これからもずっとこの小さな町に住み続けます。
地元から離れずに、ずっと住んでいる地元愛の強い人が多い、とてもいい町。
ただ、育児や医療に関しては、もう少し改善が必要だと感じる課題も残されています。
小さな町には愛が溢れているけれど、様々な課題を解決、改善していくために、町民として何かできないかとずっと考えていました。
コロナウイルスによって、日常が日常として存在しなくなった時『わたしのアクセサリーは何も役に立たない』と落ち込んだ日々。
でも、本当に役に立てないのかな?
何もせずに誰かの力を借りてばかりで、何も返さずにやり過ごしていいのかな?
ずっと、ずっと自分なりに考えてきて、わたしでもできることをやってみようと思った先の今回のお知らせです。
たくさん考えても行動しないのは考えてないのと同じ。
そんな気持ちで生きているので、『わたしにもできるかも!』と思った時点で、すぐに相談しました。
町議員さん、役場の担当のみなさんに驚くほど早急に対応して頂き、こうして今日スタートが切れて嬉しく思っています。
ふるさと納税にご興味がない方も、少しだけホームページをのぞいてみて頂けると幸いです。
コロナ禍で揺れた革花アクセサリーの存在意義
コロナウイルス感染症が蔓延してから、日常の中にあるアクセサリーの存在意義を考えるようになった私は、微力でも何かできることはないかを考え続けていた。
この時、自宅にいることしかできない自分にも葛藤があり、これから先、革花アクセサリーはどうなっていくのか予想できず、一時は販売をやめることも考えていたほど。
けれど、この時の私は、自分にできることが何なのか、地域社会に生きる自分の存在意義を考えたとき、できることは革花アクセサリーを販売することしかないと思った。
それまで、誰にも頼ることなく仕事をしてきたけれど、この時、初めて地域にいる人に助けを求めてみた。
当時、自治会を通して知り合った町議員さんが、革花アクセサリーに興味を持ってくれたのがきっかけだった。
私の作品がいろんな人に広まったらいいねと言ってくれて、それからあっという間に、私がやってみようと思えたことが現実になった。
小さな一歩が持つ力
ふるさと納税というと、食品がまっ先に浮かぶと思うけれど、実はそんなことはなく、生産しているのが住んでいる町であれば出品することができた。
(※現在は、条件が変更している可能性があるため、興味を持った方は自治体へ問い合わせてみてくださいね!)
私は、存在していても何もできない、力のない人間だと思っていた。
コロナで大変な思いをしている人に対して、何もすることができないと決めつけていた。
でも、そうではなく、小さくてもいいから、できることをやれたら、それでいいということも感じた。
ふるさと納税で広がる革花アクセサリー
ふるさと納税に出品してからしばらくは、すぐに注文が来ることはないだろうと予想していた。
その代わり、注文が多くなるまでの間に、とにかく革花アクセサリーの存在を知ってもらうため、在庫がある順番に次々と出品することにした。
これは、注文が欲しい云々よりも、革花アクセサリーを見て癒されてほしい、元気になってほしいという思いからだった。
予想通り、最初の半年は数件の注文だけだったが、そこから徐々に、革花アクセサリーの注文は増えていった。
minneと、ふるさと納税の返礼品の2か所で出品するようになり、日々忙しくなり始めたのはこの頃からだった。
それまでは、マイペースに、じっくり制作に時間をかけることが出来ていたが、常に在庫を多く持つため、制作に忙しくなっていった。
それと同時に、もっと頑張りたいという思いも強くなっていった。
この記事は、「革花作家|販売と心の記録」という連載の中の一編です。
2017年に革花を始めた当初からの、販売の葛藤や気づき、そして自分自身と向き合ってきた過程を時系列で記録しています。
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