世界一くわしい革花の専門書

革花(かわはな・レザーフラワー)の作り方や染色・成形などの技術記録とあわせて、革花作家としてものづくりを続ける中で、生きづらさから少しずつ抜けていった心の変化や考え方を綴っています。心を整える視点や日々の気づきを、暮らしと制作の記録としてまとめたブログです。

このブログは、革花作家としてものづくりを続ける中で、私自身が生きづらさから少しずつ抜けていった 心の変化や気づきを記録しています。 革花の技術の話も心の話も、どちらも「生きること」の一部として綴っています。

※「世界一くわしい」とは、一人の作家が歩んできた過程と気づきを、 技術と心の両面から、できる限り丁寧に残しているという意味で使っています。

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革染め比較|アクリル絵の具と染料の違い・仕上がりと扱いやすさを検証

革花(かわはな・レザーフラワー)のコスモスで、アクリル絵の具と染料の違いを比較するという趣旨の画像。画像には、アクリル絵の具・染料・革染め比較と書かれている。

アクリル絵の具と染料では、革の発色や質感、硬さが違います。
革花づくりでどちらを使えばよいか迷う人のために、実際にコスモスの花を作って比較しました。
写真と動画で仕上がりや扱いやすさの違いを紹介します。

革染め比較|アクリル絵の具と染料の違いとは?

🎥アクリル絵の具と染料で染めたコスモスで違いを比較しています。

🎨 アクリル絵の具で革を着色する場合の特徴と注意点

  • 塗り方:筆で革に直接塗る

  • メリット:手軽に塗れて、すぐに色がつく

  • デメリット

    • 色によっては発色が落ちる・ムラになる

    • 切り込み部分に絵の具が入りにくい

    • 乾く前に触ると絵の具が取れてムラができる

    • 完全乾燥後は、絵の具で切り込みがくっつき成形が難しくなる

💡 仕上がりの特徴・注意点
乾燥後は革がやや硬くなり、独特のテカリが出やすいです。
色を重ねると「作り物っぽい」印象になりやすく、繊細な花の軸にはやや不向き。

💧 染料で革を染める場合の特徴と仕上がりの違い

  • 染め方:切り込みを入れた革をそのまま染料に浸す

  • メリット

    • ムラになりにくく、濃淡をつけやすい

    • 切り込み部分まで均一に染まりやすい

    • 染めたあとすぐウエスで拭き取れば手につかない

    • 濡れた状態でも成形ができる

    • 乾燥後も濡らせば柔軟性が戻り、やり直しができる

  • デメリット:色によって染まりすぎる場合がある

💡 仕上がりの特徴
自然な発色で、柔らかい質感を保ちやすいです。
繊細な花の軸や細部表現に向いています。

革花に合う染め方のまとめ|アクリル絵の具と染料の使い分け方

項目 アクリル絵の具 染料
手軽さ
発色の自然さ △(ムラ・テカリが出やすい) ◎(なめらかで自然)
革の柔軟性 △(乾燥で硬くなる) ◎(濡らすと戻る)
繊細な表現
おすすめ度 装飾的・デザイン重視作品向き 花軸など繊細な部分向き

アクリル絵の具と染料を比べて感じたこと(制作者の視点)

革花(かわはな・レザーフラワー)のコスモスを横アングルから撮影した画像。繊細に表現された二輪のコスモスが並んでいる

過去作品では花弁だけにアクリル絵の具を使っていましたが、今回は花の軸にも使ってみたことで、発色や革の柔軟性の違いをより深く知ることができました。

花の軸のように繊細な部分には、やはり染料が扱いやすいと感じました。
ただ、アクリル絵の具ならではの質感や個性もあり、使い方次第で面白い表現が生まれます。

アクリルの固さやテカリをあえて活かして、少し人工的な花やデザイン性のある作品に応用するのも良さそうです。
どちらが良い・悪いではなく、目的によって使い分けるのが一番のポイントだと思います。

これからも、革花ならではの表現を探しながら、素材の個性を楽しんでいきたいと思います。
あなたも、ぜひ試してみて感じた違いを教えてくださいね。

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