世界一くわしい革花の専門書 | 革花作家kao

革花(かわはな・レザーフラワー)の作り方、染色、成形、型紙づくりなど、革で花を作るための技術と学びをまとめた専門ブログです。

革で花を作る、唯一無二の世界へようこそ。

あなたの「作りたい」を形にするお手伝いをしています。
革花(レザーフラワー)の作り方や、作家としての学びも発信中です。

🔎 記事を検索

コスモスの花の軸(花芯)をアクリル絵の具で着色|作り方のポイントと注意点【制作日記④】

革花コスモスを、アクリル絵の具で着色して作るシリーズ【コスモス制作日記】

今回は、花の軸に焦点を当てて、詳しい作り方と花弁と合わせるときのサイズ調整の方法をお伝えします。

染料版革花の印象を左右する花の軸の作り方と仕上げ方(初心者向け)

アクリル絵の具で着色したときの花の軸の作り方

動画で見る|コスモスの花の軸を作る工程とサイズ調整

🎥こちらの動画で詳しく説明しています。

※花の軸の作り方・花弁のサイズに合わせる方法など

手順で学ぶ|革花コスモスの花の軸を作る方法

① 細長く切った革に、切込みを入れる。

この切込みの幅によって、繊細さが生まれます。時間をかけて丁寧に切るとうまくいきやすいですよ。

革の厚みによって見た目の印象が変わるため、繊細に作りたい場合は薄い革を使うのがおすすめです。

革花(レザーフラワー)のめしべ部分をアクリル絵の具で着色した状態。手に持って見せている

② アクリル絵の具で花の軸を着色する。

切り込みの間にも絵の具がいきわたるように塗っていきます。

塗ってすぐ手で触ると、革に付いた絵の具が取れてムラになるので注意してください。

革花(レザーフラワー)コスモスのめしべを作っているところ。革の端から巻いている様子

③ 半乾きの状態で、切った部分をばらす。
(※完全に乾いてからだと、絵の具でくっついてばらしにくくなります。)

④ 革の端から、こよりを作るようにしっかり巻く。

革花(レザーフラワー)コスモスのめしべパーツのサイズを合わせているところ

⑤ 巻いた革を、花の中心の溝に合わせてサイズ調整する。

溝にしっかり収まる大きさにしたら、花の軸をボンドで留めましょう。

ここが大きすぎると軸が浮いたり、接着がうまくいかず外れたりするので気をつけてください。

アクリル絵の具で花の軸を作るときの注意点まとめ

アクリル絵の具は乾くと革が固まりやすく、乾燥のタイミングを逃すと切り込みがくっついて成形が難しくなります。
半乾きのうちに花の軸をばらして形を整えるのがポイントです。
また、塗ってすぐ触ると絵の具が取れてムラになるので、乾き具合をこまめに確認しながら進めてください。

アクリル絵の具は扱いが少し難しいですが、うまく使いこなすと革花ならではの深い色味や質感が表現できます。
絵の具が乾くタイミングを意識して、あなたらしい表現を探してみてくださいね。

関連記事(コスモス制作日記シリーズ)

関連教材

このシリーズの記事一覧はこちら
🖋️ 革花制作日記|作品が生まれるまで

工程ごとのまとめページ

道具型紙染色成形・仕上げ

 

プライバシーポリシー | よくある質問 | お問い合わせ