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アクリル絵の具で革花を染める|染料とは違う工程と仕上がりまとめ【コスモス制作日記③】

革花コスモスを手に載せた画像。アクリル絵の具で着色された2色のコスモス

これまで2回にわたってお届けしてきた、アクリル絵の具で革花(レザーフラワー)を作るシリーズ。
今回は、そのまとめ編として、成形から着色、そして完成までの流れを動画でご紹介します。

アクリル絵の具で革を染めるとどうなるのか?
染料との違い、質感や発色の差を、実際の制作を通して感じてみてください。

動画で見るコスモスの制作工程

🎥 今回の動画では、アクリル絵の具で染めたコスモスの制作工程を、成形から完成までまとめています。
染料とは異なる扱い方や、グラデーション・べた塗りによる表情の違いを、ぜひご覧ください。

アクリル絵の具を使うときの注意点まとめ

アクリル絵の具で革花を制作してみて感じたことを、これまでの記事と動画を通してまとめました。

  • 着色すると革が硬くなり成形しにくくなるため、成形してから着色する
  • 水を多く含ませるとムラになりにくいが、色を何度も重ねる必要がある

  • ベタ塗りはアクリル絵の具特有のテカリが出やすい

  • 染料に比べて乾燥後、革が硬くなりやすい

  • グラデーションは、染料よりアクリル絵の具の方が、比較的簡単に筆で表現しやすい

アクリル絵の具は扱いが難しい反面、表現の幅が広がる素材だと感じました。

革花における染料との違い

染料は革に浸透して色がつくのに対し、アクリル絵の具は革の表面に“膜”として乗ります。
そのため、仕上がりの光沢や立体感の出方がまったく異なります。

この違いは、作品を撮影したときにも顕著で、アクリル絵の具は特有のテカリから光を反射しやすく、染料はマットで柔らかい印象になります。

どちらが良い・悪いではなく、「どんな表現をしたいか」で使い分けることが大切だと感じました。

コスモス革花制作日記シリーズまとめ

まとめ

同じ革でも、染め方ひとつでまったく違う表情を見せてくれる。
その奥深さこそが、革花づくりの一番の面白さだと感じています。

また次回の制作日記もお楽しみに♪

コスモスの革花型紙販売のお知らせ

今回の制作で使用したコスモスの型紙は、革専用に設計したPDF型紙として販売しています。

100%印刷でそのまま使える実寸サイズで、花弁とガクをそれぞれ3サイズずつ収録しています。リースや一輪挿しなど、お好みのアレンジにご活用いただけます。

詳しい内容やセット構成は、下記の記事でご紹介しています。

📌秋桜(コスモス)の革花型紙|PDFダウンロードで作るレザーフラワーの作り方と特徴

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