初心者にもおすすめ|革花作家がレビューするエアブラシと選び方のコツ

エアブラシを手に持っているところ。「エアブラシ選び方ガイド」の文字が入っている

はじめに|グラデーション染色の幅を広げてくれた道具との出会い

革花を作る上で、私が一番こだわって表現したかったのが、グラデーションでの染色でした。エアブラシに出会ってからは、筆での染色以上に表現の幅が広がりました。

今回は、革をエアブラシで染めてみたい方へ向けて、エアブラシの選び方を革花作家目線で書こうと思います。

「使ってみたいけど、選び方が分からない」「使い方が難しそう」――そんな不安が少しでも軽くなって、革花作りをもっと楽しんでもらえるように。私の経験を交えてご紹介していきます。

この記事では、私が実際に選んだ道具とその理由、そして「こういう視点で選ぶと失敗しにくいよ」というヒントをお届けします。

革花にエアブラシを使う理由|筆では出せない表現のために

革花を作っていくうちに、染色そのものがとても楽しくなって、さまざまな技法を試すようになりました。

中でも、グラデーション染めの魅力に惹かれ、筆で何度も練習を重ねましたが、やはり限界があると感じたのです。

筆ではどうしても革に筆跡が残ってしまう……。その悩みを解決してくれたのが、エアブラシでした。

エアブラシを使うことで、柔らかな色の表情や、繊細なニュアンスを思いのままに表現できるように。まるで花が呼吸しているような、自然な色の重なりが作れるようになったのです。

これから革花を作ってみたい、グラデーションに挑戦してみたい、そんな方に、ぜひエアブラシの魅力をお伝えできたらと思います。

私が選んだエアブラシ&コンプレッサー|使い勝手と安心感

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使用している機種

私が使用しているのは、Tplookのエアブラシセット。コンプレッサー式で、必要な道具がすべてセットになっているタイプを選びました。先端ノズルのサイズは、0.3㎜と0.5㎜がありましたが、私はずっと0.3㎜を愛用しています。

※現在私が使用しているエアブラシセットは販売終了しているため、これから購入するならこちらのタイプが使いやすそうです。

👉 高儀 EARTH MAN ミニホビーコンプレッサーセット HCP-100
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ノズル0.3mm&シンプルな構成で、届いてすぐに使えるセット。 静音タイプ。 
余計な部品がないので迷わず使い始められるのが嬉しいポイントです✨


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※こちらの画像に写っているエアブラシ(手に持っている部分)は、実際に私が普段から使っているものです。  
Tplookセットに付属していたものではなく、別メーカーのエアブラシを愛用しています。

👉エアブラシワークス|エアブラシAW-1シリーズ

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シンプルな作りで扱いやすく、汎用性も高いのでリピートして使っているお気に入りの道具です。ノズルサイズが0.2㎜、0.3㎜、0.5㎜の3サイズありますが、0.3㎜がおすすめ。
購入後のサポートもとても丁寧で、わからないことがあってもすぐに質問できるので心強いです。(ちなみに私も質問したことあり。返信が早くて助かりました!)

選んだときの基準|私が大切にした4つのこと

  1. コンプレッサータイプであること
     → 染料を複数使うため長時間の使用を想定。電源式が安心でした。

  2. 細かい調整がしやすいこと(ノズルサイズ)
     → 小さな革花でも繊細な色表現ができるように。

  3. 長時間使える安定性
     → 家庭での作業でも無理なく使えるものを。

  4. 初心者でも安心して使えるセットであること
     → 初めての購入だったので、届いてすぐ使える点が大事でした。

実際に使って感じたこと|よかったこと&気になったこと

セットで購入したので、届いてすぐ試せたのがとても良かったです。

グラデーションの出し方は、練習を重ねれば必ず上達しますし、想像以上に簡単にきれいな仕上がりが出せるようになります。 (もちろん練習は必要ですよ!)

私が使っているコンプレッサーは静音性があまりなく、音は少し大きめ。ただ私は日中のみ使用していたので、特に気になりませんでした。賃貸などの場合は、音への配慮が必要かもしれません。

メンテナンスは、最初は難しく感じましたが、慣れてしまえばそれほど手間ではありませんでした。

これからエアブラシを選ぶ方へ|ヒントとおすすめポイント

🔸 おすすめポイント

  • 革に使うなら「圧の安定性」と「微調整のしやすさ」はマスト

  • 見た目より「使用シーン」を想像して選ぶこと

  • コストパフォーマンス重視なら、充電式ではなく電源タイプを

🔸 こんな方におすすめ

  • 本格的に革花づくりに取り組みたい方

  • 繊細な色表現をしたい方

  • 作品の幅を広げたいと考えている方

まとめ|道具選びは作品づくりの第一歩

「ちゃんと調べて、納得して買ってよかった」

そう思える道具と出会えると、それだけで制作がもっと楽しく、前向きになります。

革花は、とても繊細で奥深い世界。だからこそ、自分に合った道具と出会うことは、表現の幅を大きく広げてくれるきっかけになると私は感じています。

エアブラシの練習方法や使い方については、YouTubeで近日公開予定です。

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🟢 もっと詳しく知りたい方へ

「どんなエアブラシを使えばいいかは分かったけれど、他の道具はどう選べばいいの?」という方には、実際に私が愛用している革花道具をまとめた記事もおすすめです。

👉 【中級編】革花を本格的に作りたい方へ|私が実際に使っている道具たち

制作の仕上がりが変わる“道具選び”のヒントがきっと見つかりますよ。

 

 

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