今回は「接着だけで作れる革花アクセサリー」の作り方をご紹介します。
革花を作ったあと、「どうやってアクセサリーに仕立てたらいいんだろう?」と悩んだことはありませんか?
そんなときにおすすめなのが、“丸皿付きのアクセサリーパーツ”です。
接着するだけで簡単に仕立てられるので、道具が少ない方や初心者の方にもぴったり。
今回は、私が実際に使っているパーツをいくつかご紹介しながら、
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接着剤の選び方
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使い方のコツ
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革と金具の相性
についても、わかりやすく解説していきます。
後半では、実際に接着をしながら「気をつけるポイント」や「使う量」なども詳しくお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
※接着剤の使い方などとても詳しく説明していますので、ぜひ動画をご覧いただき、革花アクセサリー作りにご活用ください。
丸皿付きパーツは革花と相性抜群
まず最初にご紹介するのが、私が使っている「丸皿付き」のアクセサリーパーツです。
革花は、中心部分を押し付けて作ることが多いため、裏側が自然と平らになります。
この構造が、丸皿付きパーツとの相性をとても良くしているんですね。
パーツは、革花の大きさに合わせて選ぶのがポイントです。
「何で接着するか」が大切な理由
ある方から、こんなご質問をいただきました。
「ブローチの丸皿への接着はボンドを使われていますか?外れてしまいそうで、何でつけたらいいか迷っています。」
そうなんです。革と金具の接着には、ちょっとしたコツが必要なんです。
私が普段使っている接着剤は、「セメダイン木工用ボンド(速乾タイプ)」と「F6000」の2種類です。
それぞれの使い分けは以下の通りです:
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革と革の接着 → 木工用ボンド(速乾タイプ)
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革と金具の接着 → F6000
接着のコツ3つ|失敗しないためのポイント
金具と革を接着する際には、以下のポイントを意識してください:
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革をできるだけ平らに整える
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接着剤は少量・薄く塗る
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半乾きで圧着する
裏側がガタガタしていると接着面が安定せず、すぐに剥がれてしまうことがあります。
また、丸皿と花の裏側のサイズが合っていないと、接着力も弱くなります。
サイズをぴったり合わせることも、剥がれにくくする大切なポイントです。
接着実演|革花とパーツを貼り合わせる手順
ここからは、実際の手順を解説していきます。
花びらの接着(革と革)
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速乾ボンドを爪楊枝などで裏面に薄く塗ります
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下がうっすら透ける程度が理想的です
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接着面の両方に塗り、半乾きになるまで待ちます
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半透明になったら、ぎゅっと圧着します
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形を整えたあとは、乾くまで触らないようにしましょう
金具との接着(革と金具)
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金具にF6000を少量だけ塗ります
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トントンと表面に叩くように塗布すると塗りすぎ防止になります
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少し乾かし、手につかない程度の状態になったら革と合わせます
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圧着し、位置をしっかり整えて固定します
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接着剤がはみ出していたら量が多すぎたサイン。適量を意識しましょう
最後に軸の接着
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軸の裏側に接着剤をまんべんなく塗ります
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広く塗りすぎると仕上がりが汚れるので注意
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乾かしたのち、正しい位置に合わせて圧着します
しっかり乾燥するまで待つことも重要です。
できれば一晩、翌日までしっかり乾かすことで、剥がれにくくなります。
まとめ|接着だけでも、しっかり仕立てられる
今回は、接着だけで完成する革花アクセサリーの作り方や、パーツ選び、接着剤の使い分け、そして手順のポイントをご紹介しました。
完成度の高いアクセサリーを作るためには、「接着」を丁寧に行うことがとても大切です。
たったひと手間で、使いやすさも見た目の美しさもぐんと上がります。
なお、接着剤については別記事で詳しくまとめていますので、気になる方はそちらもぜひご覧ください。
お気に入りの革花が、長く大切に使ってもらえるアクセサリーになりますように。
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