【初心者向け】革花の成形と組み立て|染色後の革をふっくらと立体的に仕上げるコツ

革の成形と組み立ての解説動画サムネイル画像

はじめに|革花作りの基本、いよいよ完成へ

今回は、革花作りの基本の工程の中でも最後のステップとなる「成形」と「組み立て」についてご紹介します。

染色した革を立体的に形作り、花へと仕上げるこの工程は、革花の魅力がぎゅっと詰まった“ワクワクの時間”。 写真付きで丁寧に解説していきますので、初心者の方もぜひチャレンジしてみてくださいね。

📌まずは動画をご覧ください。

https://youtu.be/ExMAVOG4Jzk

 

革花の花弁を立体的にする|成形の基本

革をスポンジに乗せて、革の裏側をボールペンの丸みを使って立体的にしているところ

革花の表情を左右する成形では、濡らした革をやわらかくして、道具を使って立体感を出していきます。

  • 革の裏面(床面)からボールペンの先で円を描くように動かす

  • スポンジの上でやさしく押さえることでふっくら感を出す

  • 目打ちでしわを入れ、花びらの表情をつける

このとき、力を入れすぎないのがポイント。 自然なカーブやしわは、革花らしい優しい雰囲気を作ってくれます。

軸パーツの作り方|中心部分もていねいに

革花の中心部分となる軸パーツは、細長くカットした革をくるくると巻いて作ります。 裏側からボールペンなどで軽く圧をかけることで、革に癖がつき、巻きやすくなります。

このパーツは花の印象を左右する部分でもあるので、ほどよいボリューム感を意識すると仕上がりが美しくなります。

革の仕上げ材について|マットとつやの違いと使い方

染料で染めた革に塗る仕上げ材が並んでおいている。つやのあるタイプと、つやのないマットタイプの2種類が置かれている。

成形が終わったら、染料の色あせや色移りを防ぐために「仕上げ材」を塗ります。 仕上げ材には大きく分けて2種類あります。

  • マットタイプ:つやを抑えた自然な風合い。粉が沈殿しやすいので使用前にしっかり攪拌を。

  • つやタイプ:仕上がりに光沢が出るタイプ。塗りすぎるとパリパリになるので薄く塗布。

今回は、青い革にはマットタイプ、ピンクの革にはつやタイプを使用しました。 どちらも革の表情が変わるので、お好みに合わせて選んでみてください。

🔍 今回使った仕上げ材について

動画内で使用したマットタイプ・ツヤタイプの仕上げ材は、現在単品販売されていないようですが、クラフト社の「染料おためしセット」にマットタイプが含まれています。
まずはこのセットで、革染めから仕上げまで一通り試してみるのがおすすめです。

👉 クラフト社・染料おためしセットはこちら→https://a.r10.to/hkcXHF

花弁と軸を組み立てるコツ|接着のタイミングと道具

乾燥させた後は、いよいよ組み立てです。

  • 軸パーツの端に速乾ボンドを薄く塗り、半乾きで接着

  • 花弁にもボンドをつけ、中心に軸を固定

  • 小さなパーツはピンセットを使うと作業がしやすい

ボンドがはみ出さないように注意しながら、パーツをしっかり固定します。 接着の順番や角度を少し変えるだけで、表情豊かな花に仕上がります。

おさらい|成形と仕上げのポイントまとめ

革花の成形ポイントをまとめたスライド画像

※やさしく円を描くように押すとふっくら仕上がります。しわのつけ方も軽めに。


革の仕上げ材の種類と使い方を解説したスライド画像※マットとつや、それぞれの特性に応じて“薄く・均一に”が大切です。

完成した革花をアレンジして楽しむ

クラフト社の空色で単色染めし、マット仕上げ材で仕上げた青いあじさいの革花作品

クラフト社「空色」を使用した単色染め。マットタイプの仕上げ材で仕上げています。

完成した革花は、そのまま飾るだけでなく、アクセサリーやインテリアにも活用できます。

  • ピアスやイヤリングのパーツにボンドで接着

  • 写真フレームに複数の花を貼ってアレンジ

クラフト社の青み赤でグラデーション染めし、つやあり仕上げ材を使ったピンクのあじさいの革花作品

クラフト社「青み赤」を使ったグラデーション染め。つやありの仕上げ材を使用しています。

革花はひとつとして同じものができない、世界にひとつだけの花。 自由な発想で、自分だけのアレンジを楽しんでみてください。

まとめ|立体成形は革花の魅力が詰まった工程

平らな革が花へと変化する“成形と組み立て”の工程は、革花作りの中でも最も変化が感じられる工程です。一度体験すると「もっと作りたい!」と感じられる、大切なプロセス。

今回の内容を参考に、ぜひあなたの手でも革の花を咲かせてみてくださいね。

次回予告|立体成形で革花の仕上がりが変わる

クラフト社の染料で仕上げた青とピンクの革花作品と「最後までご覧いただき、本当にありがとうございます。」のメッセージ入り画像

次回の動画では、「革を立体的に成形するコツ」をご紹介します。
特別な道具や難しい技法は一切なし。
でも、これを知っておくだけで、作品の仕上がりがぐっと美しくなります。
革花づくりをワンランクアップさせたい方は、ぜひお楽しみに♪

📦 今回使用したアイテム一覧

  • クラフト社 染料おためしセット(5色染料+マットタイプの仕上げ材入り)
    👉 https://a.r10.to/hkcXHF

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