
投稿日:2019年12月20日
あじさいのドライフラワーをモチーフにしているので、染色も全部が同じ色ではなく、微妙に外側から枯れていくような、そんな色を何度も重ねて完成させました。
そして、より花びららしさを求めて、小さなしわも1枚ずつ丁寧に表現してみました!
小さな葉っぱは長さ1cmもない、とても小さなパーツですが、こちらもひとつずつ染色して葉脈をつけています。
繊細さを求めるとどんどん小さくなっていって…
でも、小さくてもちゃんとお花に見えるように。
とにかく時間をかけて作りました!

この頃から、作品の繊細さを求めて、どんどんサイズが小さくなっていきます。
当時のキャプションにもあるように、葉っぱ1枚が1㎝もない小ささで、緑色の花も1㎝ほどしかないんです。
革だけど、こんなに繊細なものも作れるんだ!というところを、どうしても見てもらいたくてアイデアを練った思い出の作品でもあります。
紫陽花の色も、ドライフラワーをモチーフにしていて、少しずつ枯れていくような色合いに。
革は時間がたつとドライフラワーのように色が変わっていくので、その変化を逆手に取り、作る時点で“変化後の色”を予想しながら作ることもしていました。
時間とともに変化していく姿を見るのも楽しい作品でした。
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