
やりたいことが見つかったのに、心のどこかで「やめておいたほうがいいよ」と小さな声が聞こえて、動けなくなってしまうことってありませんか。
一歩踏み出したいのに、理由のわからない不安や“反対の声”が足を止めてしまう。
実はその声には、ちゃんとした理由があります。
この記事では、「やりたいのに行動できない」心のしくみと、内側の声との向き合い方を、私自身の体験もまじえてお話しします。
やりたいのに動けない理由は「心の声」にある
何かのタイミングでやりたいことが見つかったとき、それをすぐに行動に移せたらいいけれど、心の声が「でもなぁ…」とストップをかけることってありますよね。
私も、過去にはいろいろやってみたいことがありましたが、内側の自分(心)からの声が聞こえてきて、結局諦めたこともいくつもあります。
これは、自分自身の考え方はもちろん、過去の経験、人の失敗談を聞いたことから、自分に置き換えたときに起きる、防衛反応なのだと思います。
何かあったときに、自分を守るために。そして、傷つかないようにするために。
たとえば、何かやってみたいことが出てきたときに、
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「これをやったところで将来役に立つわけじゃないし」
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「お金になるわけじゃないし」
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「やっても何の意味もないし…」
そんなふうに心がざわついたことはありませんか?
私も、「いま動いたら失敗しそう」とか「またうまくいかなかったらどうしよう」と、胸の奥の方がぎゅっとなり、手が止まってしまったことが何度もあります。
その心の声を聞いたとき、失敗したり、周りの目を気にして怖くなって諦めることも、少なからずあるのではないでしょうか。
人は、どうして少しハードルが上がるだけで、やってみようと思うのが怖くなるんでしょうか。
「やめたほうがいい」という反対の声の正体
私の場合、以前は、何かやろうとしたとき
「これが将来につながるのか」「収入に直結するのか」
という反対の声がすぐに出てきてしまい、新たなことを始めようとすると、ものすごくプレッシャーがかかっていました。
それは、だれかに迷惑がかかることでもないし、ただ単に「やってみたい」という純粋な思いがあっただけなのに、自分で自分を追い込んでしまう心の声が原因でした。
「やるなら結果を出さなければ」とか、「事業というものは稼いでなんぼ」という過去に言われた言葉が引き金となって、「稼げない=失敗」という思い込みがずっと心の奥に残っていて、その思い込みが失敗への怖さを大きくしていたのです。
心の声と向き合うための“やさしい実践方法”
以前は、そうやって、何をするにも心の声が聞こえてきて、そのたびにストップがかかっていた私。
今では、心の声に左右されずに行動できるようになりました。
ここでは、私がやりたいことが浮かんだ時にやっている方法をご紹介します。
まず、「やりたいこと」が見つかったときに、「でもなぁ…」という内側の声が聞こえてきたら、「私は、そう思っているんだね」と一旦受け止めます。
そして、自分自身に「どうしてそう思うの?」「何が怖い?」と質問してみます。
すると、理由がいくつか出てくるので、その理由も全部「たしかにそうだね」と受け止めます。
自分自身がやりたいことに対して、いま、どう感じているのか、何が怖いのかをじっくり聞いて、その感情を味わいます。
それを受け止めたうえで、「ちょっとずつでもやってみない?」「案外楽しそうだよ」などと肯定的な言葉をかけていくと、小さな子どもみたいな内側の自分が「やってみようかな」と少しずつ変化していきます。
こうして文章だけだと分かりづらいと思うし、そんなことできないと最初は思うかもしれませんが、自分自身との対話を日常としてやっていくと、どんどん自分を理解することにもつながるので、おすすめです。
心の声とのズレが消えた瞬間(私の体験)
とはいえ、私も最初からできたわけではなく、周りの人たちと同じように、思い立ってすぐ行動できたわけではありません。
若いころには、経験がなかったり、周りの人からの声に振り回されて、なかなか行動できなかったことももちろんあります。
そのとき私が実際に言われた言葉や、気持ちが落ち込んでしまったことには、こんなものもありました。
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人に相談したら、「絶対やめたほうがいい」と言われたことがある
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「何のためにやるの?」と聞かれて、気持ちが萎えてしまった
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「時間の無駄だよ」と笑われた
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うまくいかなかった時のことばかり言われて、不安になった
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背中を押してもらえるどころか、引き留められた
こういう言葉を聞くたびに、「やってみたい」という気持ちから、少しずつ自信がなくなって、「やめたほうがいいかな」という気持ちに変わっていくことがありました。
けれど、今、やりたいことに対してあまり抵抗なく行動できるようになったのは、本当の自分に戻る(心と言動が一致している状態)ことができたからです。
このブログ内で、私が何度も言っていることなのですが、最終的にいつも行きつくのは、自分との対話が一番大切だということ。
過去の辛かったできごとや、苦しかった当時に何度も遡って、その出来事から自分が得られたことは何だったのかという部分にフォーカスしていくことで、マイナスをプラスに置き換える作業をくり返していきます。
すると、いくつもあった過去からの思い込みや怖さから、徐々に心がほどけていき、「何があっても大丈夫だよ」と自分自身に言えるようになるんです。
やりたいことがでてきても、行動に移せないのには、自分の内側との対話が足りないことで、自分を信じることや自己肯定感が確立されていないからだと、確信しています。
本当の自分に戻ることができると、自分が信じられるようになり、徐々に行動に移せるようになります。
その小さな積み重ねが、「私にもできる」という自己肯定感につながるからこそ、どんどん未来への道がイメージできるようになっていきます。
自分にもできるかなと思えたとしたら、そのときがタイミングです。
ぜひ、自分の内側と向き合う習慣をつけてみてください。
本当に、人生が変わります。
やりたいことがあるあなたへ
やりたいことが出てきたとき、反対する声が聞こえてくるのは、決して悪いことじゃありません。
それは、あなたがあなた自身を守るためのものだから。
けれど、これから先の未来を思い浮かべたときに、ずっと怖いままで進めないのは、本当にもったいないことです。
少しずつでいいので、あなたがやりたいと思ったことを、あなた自身にゆるしてあげてください。
あなたなら大丈夫。
ゆっくりでいいので、前に進んでみてくださいね。
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