
あなたは、鏡の法則という言葉をご存じでしょうか?
鏡の法則とは、周りの人の言動や出来事は、自分の内側(心)の写し鏡だという考え方。
これは、結構よく聞く言葉なので、ご存じの方も多いかもしれません。
一番分かりやすいのは、自分が笑っているときは、周りの人も笑っていたり、イライラしている人が周りにいたら、こちらまでイライラがうつってしまうような現象。
目の前にいる人は、自分自身の心をうつしているというのは、分かりやすい例えですよね。
今回は、鏡の法則を身に染みて感じた出来事と、そのときのつらい出来事に対して私が実際にやったこと、そして起きた変化について書きます。
鏡の法則を身に染みて体験したできごと
私は、昔から、自分に厳しかったし、完璧主義でした。
仕事はきっちりこなしたいし、ミスしないように、いつも気を張っていました。
がんばるのは当たり前だし、「がんばれば結果は出る」というのが、過去の私の口癖だったくらいです。
そんな私が、革花で開業してしばらくしたころ、なかなか売上が伸びずに「どうしてうまくいかないんだろう」と、落ち込んでいたときのこと。
普段とても優しい夫が、そんなときに限って
「自分で事業をしているんだから、つべこべ言わずに仕事しないと。みんな同じように必死に働いて、売上あげてるよ。甘えたこと言ってる場合じゃない。」
と、言ったんです。
それまで、ずっと優しかった夫からの言葉に、その時はとてもへこみました。
たしかにそうだよね、あれこれ言ってる場合じゃない。頑張らなければ!と背中を押された気持ちでいました。
けれど、そのあたりから、私は向かっている方向性がズレているような気がしていたのに、そのまま何年も走り続け、結果「もうがんばれない」というところまで、心をすり減らしてしまいました。
それから、仕事を辞め、何か月も何も手に付かなくなって、このまま落ち込んでいても仕方ないと思い、心を整えることにしたんですね。
私は、「生きているだけでいい」と思えるまで、たくさんの時間をかけて、本当の自分(心と言動が一致している状態)を取り戻していきました。
心をすり減らすことはもうしたくない。
心が落ち着くまで、もう少し時間が欲しい。
夫に、正直にその話をしたとき
「今すぐに決めなくてもいいよ、もう少し休んでからでもいいから」
と言ってくれたのです。
鏡の法則だと気づいた瞬間
数年前も、今も、どちらも、当時の私の写し鏡だったことに、そのとき気づきました。
自分に鞭を打つように、毎日必死に頑張っていたころ、普段は言わないようなことを言った夫の言葉も、本当の自分を取り戻したいと思った私への夫の言葉も、そっくりそのまま自分自身に言っていた言葉だった…
それが、鏡の法則を、心から感じた瞬間でした。
結局、自分を責めていても、褒めていても、怒っていても、すべては自分の心が作り出した現実だと思うと、納得せざるを得ません。
周りの言動は、すべて「心の声」
ずっと無意識に発していたキツい言葉は、一番最初に自分自身が聞いている言葉。
強い言葉や自分を責めるような言葉は、自分に対して言っているのと同じことだと思うと、傷つけるつもりがなくても、誰かがその言葉に傷ついていたかもしれない。
それから私は、周りにいる人は、みんな「心の中の私」だと思うようにしました。
声を発することができない小さな私(心)に、いつでも優しくしようと決めて。
家族が「疲れた~」といえば、「お疲れさま。今日もがんばったね」と返す。
子どもが「学校に行きたくない」といえば、「行きたくないんだね。そういう日もあるよね」と気持ちが落ち着くまで背中をさする。
自分自身がそうだったとき「してほしい」ことを、率先してやるようにしました。
過去の自分をゆるすということ
以前までは、心の中で「そんなこと言ったってやるしかないでしょ」と思っていたので、言葉は違えど、たぶん無意識に周りの人にも冷たい言葉を放っていたと思います。
過去の自分の言動を振り返ったとき、そういえば、あんなことを言ってしまったなというのがどこかにあって、ふと思い出しては、自分を責めていました。
もう過去には戻れないし、やり直すこともできないけれど、過去の出来事に対して
「あの時は、本当にごめんなさい」
「これからは、責めたりしないからね」
と、心からあやまるようにしています。
それは、私が言ってしまった相手に対して言っているけれど、実際には、その言葉を聞いていた自分自身にもあやまっているんです。
そうすると、心が少しほんわかあったかくなるのと同時に、息苦しさが軽くなる感覚になります。
やればやるほど、心が軽くなるので、自分自身を癒しているんだと確信しています。
生きづらさや、息苦しさを感じている方には、本当におすすめなので、やってみてください。
周りの人の表情や言動は、自分自身の写し鏡。
ぜひ、周りをよく見て、自分の心の状態を振り返ってみてください。
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