世界一くわしい革花の専門書

革花(かわはな・レザーフラワー)の作り方や染色・成形などの技術記録とあわせて、革花作家としてものづくりを続ける中で、生きづらさから少しずつ抜けていった心の変化や考え方を綴っています。心を整える視点や日々の気づきを、暮らしと制作の記録としてまとめたブログです。

このブログは、革花作家としてものづくりを続ける中で、私自身が生きづらさから少しずつ抜けていった 心の変化や気づきを記録しています。 革花の技術の話も心の話も、どちらも「生きること」の一部として綴っています。

※「世界一くわしい」とは、一人の作家が歩んできた過程と気づきを、 技術と心の両面から、できる限り丁寧に残しているという意味で使っています。

🔎 記事を検索

ネガティブな感情との向き合い方|心を抑え込まず、本当の自分の声を聞くために

ネガティブって悪いこと?

私は、元々ものすごくネガティブ思考でした。

些細な出来事に対して、後ろ向きな考え方をしたり、考えなくてもいいような不安が急に襲ってきたり。

友人からは、「そこまで考えなくても大丈夫だよ」と言われることもあったくらいです。

世間では、ポジティブに考えることがすべてのように言われることも多いし、ネガティブな言葉を発すること自体が良くないことと言われたりもしますよね。

私も、少し前まではそう思っていました。

ネガティブなことを考えないようにすれば、嫌な思いをしなくて済むからと思い、忘れよう、忘れようとしていました。

けれど、心を整えるようになってから、「本当にそうなのかな?」と思い始めました。

過去のネガティブな感情が、何度もよみがえっていた

私は、子ども時代から、何かあっても両親や兄弟に心配させないようにと、相談などせず、自分で解決しようとずっとがんばってきました。

そうしていると、周りの人の言動に傷ついたことや、自分が言い出せずに後悔してしまったこと、思い通りにいかなかった現実を、何度も思い出すようになりました。

そして、そのたびに、当時の感情が戻ってきて。

それは、大人になってからも変わらず続いていました。

ふとした瞬間に、過去の嫌な出来事を思い出して、気持ちがその時に引き戻される感覚。

本当に嫌でたまらないのに、何度も思い出してしまう理由が、当時の私には分かりませんでした。

限界を迎え、自分の心と向き合う決断をした

人生の中で絶望を感じ、何も手に付かなくなったとき。

私は、相変わらず、誰にも本当の思いを話すことができませんでした。

苦しくて、生きづらくて、どうにかしたいのに、この気持ちを外に出すことができない。

そんな状態になってしまったんです。

そのとき、初めて、真剣に

「自分と向き合おう」

と思いました。

誰にも話せないなら、自分の中の内側(心)と話してみようと。

 

普段、心の中でつぶやいている自分は、とてもせわしなくて、ボーっとしていると、いつも私にブツブツと語りかけてきます。

今までは、それを見て見ぬふりをして、聞こえないふりをして、どうにかやり過ごそうとしていました。

でも、限界がくるまで心の中のつぶやきを放置したから、何も手に付かなくなるほど、絶望してしまったのではないか。

そう思いました。

 

そこから、心の中でつぶやきが聞こえてきたときには、ちゃんと耳を傾けることにしました。

「あのとき、こんなふうに言われて、ものすごく傷ついた」

「なんであのとき、言い返せなかったんだろう」

心の中では、過去の出来事で引っかかったまま、置いてけぼりにされた心が、そのまま残っていたのです。

その気持ちに気づいたとき、

「たしかに、あのときは、すごく傷ついたよね。本当につらかったよね。」

「あのとき、こう言いたかったよね。でも、言えなくて、悔しかったね。」

そうやって、心の声が聞こえてくるたびに、全部拾い上げて、何度もやり取りしていきました。

ネガティブな感情は、本当の気持ちのサインだった

傷ついた過去やネガティブな思いに向き合うのは、本当につらくて、気持ちが引っ張られる。

だから今まで、ずっと見て見ぬふりをしてきたのだと思います。

でも、無視してきたからこそ、

「私のことを分かってくれない」

という思いが、積もりに積もって、限界にきてしまった。

誰だって、ネガティブな感情を思い出すのは苦しいし、胸が痛い。

でも、些細な出来事だからと放置してしまうと、気づいたときには手に負えないほど、ネガティブな感情が積もってしまいます。

 

実際、私も心を取り戻すまでに、半年以上かかりました。

だからこそ、ネガティブな感情が生まれたその時に、少しでも早く自分の心と向き合う必要があるのだと、今は思います。

ネガティブな感情は良くないものだと思っていると、

「そんな風に思ってはいけない」と、

自分を抑え込んでしまいがちです。

 

でも、実際は真逆でした

ネガティブな感情が生まれるということは、

「本当は、嫌だった」という素直な気持ちだからです。

本当は、そうしたくなかった。

本当は、そんなふうに言ってほしくなかった。

ネガティブな感情は、
「本当はどうしたかったのか」を教えてくれる、大事なサインでした。

私が実際に行っている、ネガティブな感情との向き合い方

それが分かってから、私は、心に生まれたネガティブな感情と、きちんと向き合うようになりました。

モヤモヤした感情が出てきたら、ノートにそのまま書きだして、

「私はそう思ったんだ」と自分で気づくところから始めます。

そして、

「そのとき、どうしたかった?」

と、心の中で問いかけます。

すると、

「こうしたかった」

「こうしてほしかった」

と、小さくつぶやく自分がいる。

その声に、

「そうだね、そうしてほしかったね」

と、ただ共感する。

それだけで、心の中の自分と、ちゃんと同じ気持ちでいることができます。

 

普段、私たちは、表向きの自分で生きていることがほとんどです。

(頭で考えている自分・顕在意識)

けれど、本当の自分は、世間一般の常識や当たり前なんて知らないし、関係ありません。

(心の中にいる本当の自分・潜在意識)

生まれて来てからずっと、心の中の自分は変わらずいるのに、世間の当たり前を押し付けられ、表に出てくることを抑え込まれるから苦しがっています。

大人になればなるほど、心の中と、頭で考える自分の思いがズレて、葛藤が生まれ、生きづらくなっていく。

私が、人生に絶望した先でたどり着いた答えが、この考え方でした。

 

心理学や潜在意識について、知識としては知っていても、ずっと理解できなかったのですが、自分の経験を通して、「ああ、そういうことだったのか」と、初めて腑に落ちました。

若かったころ、こんなふうに考えられていたら、もっと心が軽かっただろうなと思う反面、経験したからこそ、言語化できたのだとも思います。


周りの人の言葉に傷ついたり、嫌な出来事があったとき、落ち込んで考え込むことも、たくさんありますよね。

でも、一度立ち止まって、どうしてそんな感情が生まれているのか、心の中の自分と、ちゃんと向き合ってみてください。

自分の感情に気づき、本当はどうしたかったのかを知るだけで、ものごとを見る視点が変わり、本当の自分を知ることができるようになります。

そして、心は少しずつ軽くなっていきます。


もし、どうやったらいいのか分からないときは、私が普段やっている心の整え方を書いた記事もありますので、よかったら、試してみてください。

あなたの中にいる、本当の自分と向き合うことで、心が軽くなりますように。

プライバシーポリシー | よくある質問 | お問い合わせ