優しいグリーンの色彩が春の訪れを告げる|生革のチューリップコサージュ(販売記録)

※本記事でご紹介している「チューリップ -浅緑- 生革花コサージュブローチ」は、現在販売を終了しております。
過去作品の記録として、制作背景や色づくりのこだわりを残しております。よろしければご覧ください。

こんにちは(^-^)
長崎は、春の気配が感じられるようになってきました。
今日の空は、雲ひとつない青空。だけど、風はまだ冷たくて、本格的な春の訪れまではあと少しかかりそうです。

今回は、そんな春の始まりにぴったりな作品「チューリップ -浅緑- 生革花コサージュ」を記録としてご紹介します。

春の芽吹きをイメージした、浅緑のチューリップ

チューリップといえば、真っ赤な花を思い浮かべる方が多いかもしれません。
私自身もずっと【チューリップ=赤】というイメージを持っていました。

でも今回は、「春に芽吹く若葉」をテーマにした作品が作りたくて、あえて浅緑に挑戦してみました。

春の始まりにそっと顔を出す、やわらかな新芽。
その透明感ある緑色を、生革を使って表現してみたのです。

染め・立体感・仕立て…すべてが手作業で生まれる花

この作品は、花びら、茎、葉、めしべまで、すべてが生革。
金具以外、すべてのパーツを手作業で仕立てています。

ヌメ革ではできることが、生革ではうまくいかなかったり、
逆に生革だからこそ表現できることもあったり──

素材が変わるだけで、まるで別の言語を話すような感覚。
発見が次々に現れて、毎回「こんなこともできるのか」とワクワクが止まりません。

作る楽しさを思い出させてくれた作品

このチューリップコサージュは、私にとって特別な意味を持つ作品です。

デザインから染め、立体の調整、コサージュとしての仕立て。
どの工程もひとつひとつが楽しくて、作っているあいだじゅう、心が弾んでいました。

「私、本当にものづくりが好きなんだな」
そんな気持ちを、改めて実感させてくれた大切な一輪です。


春の短い季節に咲く、やさしく、儚い命の色。
そんな自然の美しさを感じていただけたら嬉しいです。

今回も、最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました。
また次回も、心を込めて綴ってまいります。

それでは、また(^-^)

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