本記事でご紹介している作品は、すでに販売を終了しております。
ですが、制作に込めた想いや色彩へのこだわりを記録として残したくて、こうしてブログに綴っています。
ものづくりの背景を感じていただけたら嬉しいです。
11月の空気に冬の気配が混ざりはじめた頃、
赤く凛と咲く椿の花に心を動かされて、革花の新作として制作しました。
今回ご紹介するのは、2023年版の「椿の革花ピアス・イヤリング」です。
深紅の椿に込めた想い
椿は、冬に咲く数少ない花のひとつ。
艶やかでありながらも、静かな強さを感じさせるその姿に惹かれ、今年はより深い赤をテーマにしました。
革を染める際、単一の赤ではなく、影色や複数のトーンを重ねて奥行きを出しています。
見る角度によって印象が変わるような、表情のある仕上がりを目指しました。
裏側や花びらの重なりなど、細かなところにも手をかけており、完成したときには「今の私らしい椿ができた」と思えた作品です。
初めて動画でもご紹介しています
今回の作品は、初めてYouTube動画でもご紹介してみました。
画像だけでは伝わりにくい立体感や、裏側の作りもご覧いただけます。
※動画は現在もご覧いただけますが、作品は販売を終了しております。
動画づくりはまだまだ手探りですが、今後も少しずつ作品の魅力を映像でもお届けできたらと思っています。
色を重ねて、自分らしい花を咲かせる
「自分の好きな色って、少しズレてるのかもしれない」と思うこともあります。
でも、だからこそ出会える表現があるのだと信じて、革花に向き合い続けています。
ふんわりとした色合いも美しいけれど、私は複雑で深みのある色が好き。
何色とも言えないような、見るたびに印象が変わるような、そんな色をいつも追いかけています。
この椿も、まさに「今の私の色」でした。
おわりに
新しい挑戦とともに生まれた、椿の革花ピアス・イヤリング。
記録として残せたことが嬉しく、今もふと眺めたくなるような作品になりました。
これからも、季節の花々や心の動きに寄り添いながら、作品をつくっていきたいと思います。
次の季節も、どうぞ楽しみにしていてくださいね。
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