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革花でつくる彼岸花(ヒガンバナ)|実寸大に挑戦!秋の制作レポート【革花制作日記①】

彼岸花のアップ画像

あなたの周りでは、秋のお花が咲いていますか?

最近、彼岸花が咲いているというニュースをよく耳にするようになりました。

一か所にたくさんの花を咲かせていると、そこは真っ赤な絨毯のように華やかで、一輪で咲いていても、とても存在感がありますよね。

そんな彼岸花を、数年前からずっと実寸大で作ってみたいと思っていたので、今回チャレンジしてみることにしました!

彼岸花のデザイン画。様々なアングルで書かれており、彼岸花2025と記されている

あの複雑な形を、どうやって革で表現しようかと、結構悩むだろうと思っていたのですが、数年前から作りたいと思っていただけに、意外とあっさりデザインは決まりました。

革で作るからこそ、あんなに繊細な作りにはできないけれど、革ならではのぬくもりある雰囲気を大切にしたいなと、いつも革花を作るときは考えます。

彼岸花の形は、よくある花とは違って、立体感が他の花よりも強調されているので、そこを考慮しつつ型紙を作りました。

立体感をつけたときに、どんな形になるかを逆算して型紙完成。

型紙の作り方はこちら

早速、いつものように、革を全体染めしていきます。

革を染料で染めているところ。

毎度のことながら、染め始めると、ワクワク…!

この時点では、彼岸花の下地の色しかわからないので、まだどんな雰囲気か分かりません。

じっくり丁寧に染めて、ようやくあの赤い色。

ふだん書いていませんが、まず、どんな色にするかを先に決めてから、染めに入っています。

色を重ねて染めるのか、混色するのかは、その時の出したい色や気分次第。

今回はどんな色に染まるでしょうか?

革花の染色まとめ|色づく革の世界

花の形の革を、エアブラシで染めているところ。

少しずつ、少しずつ色を重ねていきます。

完成の色を決めずに染めるのも楽しいんですが、決めずにちゃちゃっと染めると、私の場合、あまりうまくいかないので^^;

今回は、色をしっかり決めてから染めました。

革で彼岸花を作っているところ。染めた後に、立体技法を使って花に立体感を出している。

実寸大の彼岸花って、結構大きいと思いませんか?

これを、くるくるっと巻いたような形にするためにサイズを良く考えながら作らないと、完成したとき「あれ?ちょっと小さいかも?」なんてことになりかねません。

未だに失敗してしまうので、毎回完成するまでドキドキです…

今回は、彼岸花のデザインから花弁の立体成形までで終了!

完成まで、まだ少しかかりそうなので、見守っていただけたら嬉しいです(*^▽^*)

この作品のメインカラーは、クラフト染料【朱】を使用しています。
赤系の色見本を見る全17色の色見本まとめ

👉彼岸花の制作日記②を読む

革花づくりにおすすめの革 

今回は、0.5mm厚を使用しましたが、成形がちょっと難しかったです。実寸大を作る場合は、0.7~0.8mm厚の革が成形しやすいと思います。
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