
投稿日|2019年10月23日
【秋の花束シリーズ】
先日からアップしているバッグチャームの色違い。
こちらは赤、橙、黄色の3色を中心に、秋らしい色合いにしたもの。
黄色で中心部分だけが赤いユリが、実際にあることを知り…
『うわ〜😆❤️すてきーー‼️』と、感動しまして。
とても素敵な色合いのグラデーションだったので、これが作りたい!とインスピレーションで製作することに。
画像では微妙な色合いの違いが分かりにくいですが💦
手に取ると、赤と少し橙色がかっているのが分かります😊
秋の色に、落ち着いた色の葉もつけて。
秋をみなさまにお届けします。
人気色じゃなくても、好きな色を作っていい
同じデザインで作っていた秋の花束シリーズの色違い。
パープル系やピンク系とは、まったく違った印象のレッド系も、同時に作っていました。
百合といえば白という人気色がある中で、レッド系は興味を持ってもらえるか?と気になっていたのですが。
イベントで「インスタを見て来ました」と、このレッド系のバッグチャームを目指して来てくださった方がいました。
「この赤の組み合わせが大好き!」と、購入後すぐにバッグに着けてくださったのが、とても印象的で嬉しい出来事でした。
人気の色じゃなくても、自分が好きだと思う色を作ってもいいんだ!と、自信をくれたのは、この出来事からです。
「求められるもの」と「好きなもの」のあいだで
作品を作るとき、モチーフとなる花には、どんな色があるのかいつも調べます。
作品を販売していた当時は、人気の色と自分好みの色、どちらを作品として世に出すのかということに、よく悩まされていました。
個人的には、珍しい色、珍しい形にとても惹かれるのですが、それだとかなり少数派なようで、なかなか選んでもらうことができないということも、よくありました。
そのため、当時は、人気があるもの(=売れるもの)を中心に作っていました。
ただ、それが続くと、ものづくり自体が楽しくなくなってしまったり、踏ん張りがきかなくなったりします。
そういうときには、「好きを諦めない」方向性を考えるといいのかなと、今では思います。
人気のある色、デザインを作りつつも、自分が好きなものも同時に作る。これが両立できると、心がかなり軽くなります。
私自身、そんな風に作れていたら、自分を追い詰めることをしなくてよかったのかもしれないと思いますが、当時は、求められるものを作らなければと、かなり肩に力が入っていました。
長くものづくりを継続するには、自分の好きだと思うものを諦めずに作ることも大切ですね。
→アクリル絵の具で着色できる?染料なしで楽しむ革花づくり
関連記事
この記事は、「革花ダイアリー」という連載の中の一編です。
初期から時系列で革花作品を振り返るシリーズです。
流れの中で、革花の技術や作り方が変化していく過程をご覧いただけます。
▶ 革花ダイアリーまとめページはこちら