初夏を彩る紫陽花の革花イヤリング
投稿日|20219年3月19日
イベントでの嬉しい出会い
先日のイベントで出した新作のお花ピアス&イヤリング🌸
製作した分のブラックとブルーが売り切れてしまうという嬉しい事態にっ‼️春先〜夏に向けて私が大好きなカラーを取り入れて作ったものだったので、本当に嬉しかったです❤️
特にブルーは混色してさわやかなカラーに染色した自信作✨
『そのまま着けて帰ります(๑>◡<๑)❤️』と言って何度も鏡を見て帰る嬉しそうな背中を見送るのが、こんなにも幸せなことだなんて…
時間をかけて完成したものへの思いって、見て触って着けて…
それだけでもしっかり手に取って頂けた方に伝わるんだなぁ😭💕と感じて、じーんときました。
革花作りの試行錯誤
この頃は、革花の型紙作りに苦戦していました。
作りたい花を毎回購入するわけにもいかず、スマートフォンやタブレットの画面で花弁の形を研究し、それを写して型紙を作る日々。
今では白や黒のアクリル絵の具はあまり使わなくなりましたが、当時は色へのこだわりが今とは少し違っていて、「ある色は何でも使えばいいじゃない?」と思っていました。
画像で見る限り、白がとてもきれいに塗れていて、自分でも驚いてしまいます(笑)
最近、白を筆で塗ったらムラになってしまったので、この頃の作品を見ると、どれだけ筆を使っていたのかがよく分かります。
3色の中のブルーは、当時目覚め始めた染料の混色で見つけた色で、今見ても本当にきれいな色だなとしみじみ感じます。
革花の技術で進化!今だから作れる紫陽花の表現
この紫陽花作品をご覧の通り、まだグラデーションには目覚めていなかったころなので、革を染めることに満足していたんですね。
単色染めが主流だった当時の私が、今の作品を見たら、きっと驚くだろうし感動するはず…。
当時作っていたものをそのまま再現しようと思っても、今の私が作ったら、紫陽花の陰影や立体感が全く違ったものになりそうです。
ただ、これまでの革花作家人生の中で一番多く作ってきたモチーフは、間違いなく「紫陽花」。
そのため、作り方や完成形がどんどん変化していったことは言うまでもありません。
おわりに
過去には数多くの紫陽花を作ってきましたが、革花作家として活動してから、本当にさまざまな種類の紫陽花が生まれたことを思い返すと、私の中の小さな歴史となっているのが嬉しいです。
過去作品を見ていて思うのは、自分自身の「好き」という気持ちが、作品全体に現れているということ。
その時々の心模様が、こうして作品のデザインや形に出てくるのは、思いを形にしているからこそできること。
なかなか言葉で表現することはできなくても、形にできるのだから、これは言葉にも通じるものだなぁと改めて感じます。
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初期から順に、革花作品を振り返るシリーズです。
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