手が震えるほどの緊張感とともに、ジャパンレザーアワード2023に応募しました。
昨年は、日々の忙しさを理由に応募を見送りましたが、今年こそはと決意。何を応募しようかと考えたとき、2年かけて制作した藤の革花アクセサリーが思い浮かびました。
過去の受賞作品を見て、自分の作品が力不足であることは承知の上。それでも、多くの方に作品を見てもらえる機会として、そして何より自分自身が真剣に何かに挑戦することの大切さを感じ、応募を決めました。
子どもたちに「どんな時もチャレンジすることを忘れないで」と伝えている私自身が、何も挑戦しないわけにはいきません。賞を取ることが目的ではなく、挑戦すること自体に意味があると感じています。
今回の応募にあたり、藤の花のアクセサリーを新たに作り直しました。同じものを作ろうとしても、なかなか納得のいく仕上がりにならず、何度も革を染め直しました。その過程で、自分が「かっこつけようとしている」ことに気づきました。
今の私にしかできない作品は、この瞬間にしか生まれません。結果を求めすぎると、自分の作品ではなくなってしまう。だからこそ、結果ではなく、挑戦した自分を認めることが大切だと感じました。
作品を発送した後、大雨の影響で輸送が遅れる可能性があるとの連絡がありました。締め切りに間に合うか不安でしたが、できることはすべてやったので、あとは祈るのみ。
この挑戦を通じて、久しぶりにドキドキやワクワクを感じ、ものづくりの楽しさを再確認しました。結果がどうであれ、この経験は私にとって大きな意味を持つものとなりました。
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